小國由喜 Tiny Land

夏コミ参加された方々、お疲れさまでした。

じつは今回、自分はものすごい失敗をしてしまいまして
当日ぎりぎりまで参加できるかどうかわかりませんでした。
自戒の念を込めて、そのことを書いておきたいと思います。

自分は毎回、なにかしら忘れ物をしていて
前回もポスタースタンドを忘れて
せっかくつくってもらったポスターが無駄になったりしていたのですが

今回はついに「出展サークル専用通行証」
いわゆる「サークルチケット」を忘れてしまいました＞＜

というか、見本誌票や参加登録カードなど重要な書類一式の入った封筒を
まるごと自宅に忘れて上京してしまいました。

前日の夜にようやくそのことに気づき、ものすごくあわてたのですが
落ち着いてネットで調べてみたところ、どうやら
サークルチケットを忘れたり紛失したりした参加者のために
当日、再発行してくれるらしいことがわかりました。

ですが、そういった情報はどれも
個人のブログや質問サイトなどに寄せられた書き込みばかりで
再発行を受け付ける場所や時間など、こまかい部分の食い違いもおおいために
いまひとつ信憑性に欠けているように思われ
肝心のコミケの公式サイトには、その記述が見つけられませんでした。

（帰宅後に確認したところ「コミケットアピール」という小冊子に
サークルチケットを紛失した場合の対応についての記述がありました）

それでも、再発行してもらえると信じて、当日の朝は予定どおりに
売り子を手伝ってもらう友人らと3人でビッグサイトに向かいました。

まずは、りんかい線の国際展示場駅に着いてすぐ
駅前で誘導しているコミケのスタッフさんたちに
サークルチケットの再発行を受け付けている場所などを訊いてみましたが
どなたもご存知ないばかりか
「再発行してもらえるなんて聞いたことがない」とまで言われてしまいました。

その時点で、かなり絶望的な気持ちになったのですが
ともかく入り口まで行ってみることにしました。

すると、拍子抜けするほどあっさりと
通常の入り口のすぐ横に「通行証再発行窓口」という大きな看板がありました。

（どうやら、コミケのスタッフさんたちはボランティアで膨大な人数のために
ご自分の担当以外のことはよくご存知ない方もいらっしゃるようです。
かく言う自分も、いままで入場するときすぐ横にそういう窓口があることに
まったく気づいていませんでした）

ともあれそこで、再発行に必要な書類を渡されて必要事項を記入し
（サークル名や代表者の氏名・住所・電話番号など）
サークル代表者の身分証明書（免許証など）といっしょに提出すると
その場で申し込み時のデータと照合して、5分ほどで再発行してもらえました。
もちろん、売り子とあわせて3人ぶん。


これが、再発行してもらったサークルチケットです。

「出口配布用」と書かれているのは、おそらく
いちど入場したあとに、なんらかの理由でいったん外に出る必要が生じた人に対し
再入場のためにあらかじめ出口で発行するのが
このチケットの本来の目的だからではないかと考えられます。

ちなみに、事前にネットで調べた際に見かけていた
「サークルチケットを紛失し再発行してもらうと、次回は落選する」
というペナルティがあるのは事実だそうで
（「コミケットアピール」にも書いてありました）
再発行に際してスタッフの方からきちんとその旨を説明されました。

ただし、自分のように紛失ではなく忘れてきた場合や
紛失したと思ったチケットがあとから見つかった場合などは
最初に送られてきたチケットを、期日までに準備会に返送すれば
そのペナルティは免除してもらえるそうです。

おそらくこのペナルティは、チケットを紛失したり忘れたことに対してではなく
そのように偽って他人に売り渡す行為に対するものなので
そうではないことを証明できれば免除されるということではないでしょうか。

それと、同じく忘れてしまった見本誌票や参加登録カードなどは
会場でそれらを回収しているスタッフの方から予備をいただくことができました。

というわけで、今回はぶじに参加できたわけですが
今後も毎回おなじ救済措置を取ってもらえるとは限らないと思いますし
なにより直前まで本当に参加できるかどうかわからない不安を抱えて会場までいくのは
精神的にとても良くないので
サークルチケットはにどと忘れないように気をつけたいと思います。